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Lilly社、18億ドルを投じてアイルランド国内製造拠点を拡大

Lilly社、18億ドルを投じてアイルランド国内製造拠点を拡大

Eli Lilly and Company (NYSE: LLY) は本日、同社の有望なアルツハイマー病治療薬ポートフォリオの生物活性成分の生産量を増やすため、アイルランドのリムリックにある製造工場に10億ドルを投じて拡張すると発表しました。同社はまた、アイルランドのキンセールで糖尿病・肥満治療薬の需要に応えるため、昨年から医薬品の製造を開始したLilly社の工場で8億ドルを投じて拡張した新施設も公開しました。このプロジェクトは、アイルランド政府産業開発庁を通じてアイルランド政府が支援しています。

企業・貿易・雇用大臣Peter Burke氏は、次のように述べました。「本日、Eli Lilly and Companyによる素晴らしい投資2件が発表されました。ラヒーンにあるLillyリムリック工場の 10 億ドル規模の拡張と、キンセールの8 億ドル規模の新施設拡張のお披露目です。最新鋭の両施設は、世界数百万人が罹患している疾患の治療に貢献するでしょう。また、直接的および間接的に数百人の新規雇用を生むでしょう。Lily社は、すでにアイルランド国内で数千人を雇用しています。Eli Lilly and Company社は半世紀近くにわたりアイルランドに多大な貢献をしてきましたが、本日の発表は、バイオ医薬品分野におけるグローバルリーダーとしてのアイルランドへの信頼をさらに堅固なものにします。Lily社のアイルランドへの継続的投資に、アイルランド政府の深い感謝を伝えるとともに、今後半世紀にわたって、アイルランド政府産業開発庁と共に協力していけることを楽しみにしています」

Lilly社の上級副社長兼製造事業部長のEdgardo Hernandez氏は、「これらの投資により医薬品生産が拡大し、糖尿病、肥満、アルツハイマー病に苦しむ何百万人もの人々が可能な限り健康的な生活を送る手助けとなります」と述べました。

完成すれば、リムリックもアルツハイマー病治療薬群やその他の生物製剤の生物有効成分を製造するLillyのグローバルな製造ネットワークに加わることになります。

Lilly Neuroscienceのエグゼクティブバイスプレジデント兼プレジデントであるAnne E. White氏は、次のように述べました。「アルツハイマー病の診断は、患者にも、その愛する人にも衝撃をもたらし、社会にも大きな負担をもたらします。当社がリムリックで製造予定の治療薬は、初期症状のアルツハイマー病の進行を遅らせ、世界中の何百万人もの人々の生活を改善する可能性があります」

本日の発表により、Lillyのリムリックへの投資総額は、同社が2023年3月に発表した投資額の倍の20億ドルに達します。この拡大の一環として、Lillyはリムリックでエンジニア、科学者、品質保証の専門職、オペレーション担当者など高技能労働者の雇用を新たに150人創出し、従業員合計を450人とする予定です。リムリックの投資プロジェクトは計画承認が必要であり、同社はリムリック市および郡議会に計画申請書を提出する予定です。

アイルランド政府産業開発庁 Michael Lohan長官は、次のように述べました。 「リムリック市での本日の発表は、Eli Lilly and Company社が2022年に発表したラヒーン市での製造施設新規建設を実質的に倍増させるものです。一方、キンセールの工場の8億ドルをかけた増築部分の正式公開により、複合ペプチドの生産能力が強化されます。Lilly社には、アイルランド政府産業開発庁との継続的パートナーシップを保証し、本日発表された投資が成功し、将来にわたり成果を生むことを祈念します」

Lilly社のキンセール工場増築部分が正式公開されたことで、現在および将来の治療薬需要を満たすのに役立つ最先端プロジェクトが完成しました。この工場では、連続生産技術を連携したデジタルファースト工程を導入し、複合ペプチドを製造する新たな製造プラットフォームを構築しています。この施設は最近、ISPE(国際製薬技術協会)が主催する権威ある「年間優秀施設」賞のイノベーション部門で受賞しました。

アイルランドの熟練労働力、規制環境、技術革新推進の政府方針が、アイルランドにおけるLillyのほぼ50年に及ぶ事業展開に貢献してきました。製造の展開と並行して、コークにあるLillyのGlobal Business Solutionsセンターでは、2019年以来、雇用数が4倍に増加し、2024年末までには合計2,000人を超える見込みです。現在、その半数あまりが臨床研究開発に従事しています。