医療技術で世界をリードするStryker社は、コーク県タラグリーンにある同社施設で、従業員のスキルアップ、指導力強化、製造の卓越性促進を支援する新たな取り組みとして、Training Centre of Excellenceの開設を発表しました。
アイルランド政府産業開発庁の支援を受けて開発されたこの3年間の研修プログラムは、Stryker社のタラグリーン施設で働く従業員に、将来の仕事に必要な機敏性とスキルを身に付けさせ、革新的な思考を促し、継続的な改善の文化を根付かせ、持続可能性を進展させることを目的としています。世界経済フォーラムは、仕事の性質と技術革新のスピードの変化により、2027年までに世界の労働者の10人に6人が研修を必要とするようになると予測しています。
タラグリーンにあるStryker社の新しいTraining Centre of Excellenceは、あらゆる職能の従業員のスキルアップとリスキリングに重点を置いた労働力変革プログラムを特徴としています。これには、リーン経営や継続的な改善の重点化も含まれます。リーダーには高い成果を上げるチームを育成するための機敏性と能力を一層高めるオーダーメイドの研修を提供します。さらに、デジタルエンジニアとオートメーションエンジニアが、拠点の全従業員にAIなどの先進技術や、それらの技術革新と製品開発への活用法についての研修を実施します。また、Training Centre of Excellenceでは、従業員が環境持続可能性意識に関する幅広いコースやオーダーメイドのコースを受講できるようにして、タラグリーンの意識啓蒙と持続可能性への取り組み推進を図ります。
開設についてアイルランドのTullagreen Stryker社の拠点責任者であるIan Corkey氏は、次のように述べました。「タラグリーンにおけるStrykerのTraining Centre of Excellenceの設立は、業務の卓越性と技術革新の推進に向けた当社の取り組みにおいて重要な一歩となります。従業員とそのスキルに投資することにより、従業員が急速に変化する世界で活躍し、創造性と継続的な改善の文化を育めるようにしています」
「この新たな取り組みは、タラグリーン施設への投資を将来にわたって保証し、将来にわたって患者と医療に長期的により良い成果をもたらす最先端製品を開発するチームの能力強化に役立ちます。 Tullagreen Training Centre of Excellenceは、アイルランド国内の他のStryker社拠点にとっても指針となるでしょう。この取り組みの実現にあたり、アイルランド政府産業開発庁から多大な支援をいただいたことに感謝しています」
また、アイルランド政府産業開発庁ライフサイエンス部門グローバル責任者であるRachel Shellyは次のように付け加えました。「アイルランド政府産業開発庁は、Stryker社のTraining Centre of Excellenceの開設を歓迎するとともに、従業員への重要な投資でStryker社に協力できることを嬉しく思います。Stryker社の使命は、医療の向上に貢献することです。これは、技術革新とパフォーマンスへの同社の重点的取り組みによって推進され、アイルランドを拠点とする世界トップクラスのチームが実現しています。このセンターは、医療技術の卓越性を実現する人材への同社の取り組みの実例で、世界的な医療技術企業に重要なパートナーであるアイルランドの役割を強化し、先進製造におけるリーダーシップを強化する同社の年間研修プログラムを活かしています」
Stryker社がタラグリーンに初めて拠点を構えたのは1998年で、当初のチームは従業員20人でした。過去26年間に同施設は拡張と進化を続け、現在では、従業員は、関節置換、脊椎、外傷、四肢用の医療インプラントの製造に注力し、世界中の患者に良い影響を与えています。